口が臭い(口臭)の原因とセルフチェック

口臭でお悩みの方へ

口臭でお悩みの方へ誰にでも体臭があるように、“口臭がある”ことが当たり前なのですが、口臭がきついとき、独特なにおいを放つときには、口腔、あるいは身体に何か問題が生じている可能性があります。私たちの鼻は、普段から自分の口臭に慣れているため、その異変になかなか気づけません。このページでは、セルフチェックの方法についても触れていきますので、一度試してみてください。

歯科医院では、主に口腔の原因(虫歯、歯周病など)について調べ、必要に応じて治療を行います。口臭のほとんどは歯科医院で治療が可能ですので、口臭が気になる方は、ヨット歯科医院にご相談ください。

口臭の原因は?

問題のある口臭のほとんどは、口腔の病気を原因として起こります。

1、口の中の病気など

虫歯、歯周病による炎症、増殖した細菌が出すガスなどによって、口臭が強くなります。
虫歯が歯髄にまで達した場合には、タンパク質の腐敗によって、独特の嫌なにおいを発生させます。

2、内臓など身体の病気など

胃腸の病気、呼吸器の病気などによって、口臭が強くなることがあります。
こういった病気が疑われる場合には、各専門の医療機関をご紹介します。

3、飲食物、嗜好品など

ニンニク、タマネギ、ネギ、アルコール、その他飲食物、喫煙などによって、そのにおいが残り、口臭となります。
いずれ元に戻るものであり、治療は特に必要がありません。
歯磨きをしたり、口臭対策用のタブレットやスプレーなどを活用して、においを抑えることができます。

4、生理的口臭

朝起きてすぐお腹が減っているとき、生理期間など、病的な異常を原因としない口臭です。
歯磨きをする、食事をする、生理が終わるといったことで解消されます。治療も特には必要ありません。

口の中がドブ臭いかも!?まずは口臭チェックをしてみましょう!

  • コップを使ったセルフチェック
    コップに息を吹き込み、すぐに蓋をします。 10秒ほど経過してから、蓋をとってコップの中をにおってみてください。
  • 綿棒を使ったセルフチェック
    舌苔(舌の白くなっているところ)を綿棒で拭って、その綿棒をにおってみてください。 綿棒の代わりに、舌ブラシでも代用できます。
  • デンタルフロス・歯間ブラシを使ったセルフチェック
    デンタルフロスや歯間ブラシで歯垢を拭い、におってみてください。

ドブ臭い、卵やタマネギが腐ったようなにおいがする、というときには、異常な口臭である可能性が高いと言えます。一度、当院にご相談ください。

当院で行う口臭治療とご自宅で行う口臭対策

口臭が気になるときには、歯科医や医師の診断を受けることが大切です。
診断後、治療が必要であれば治療+予防を、特に治療が必要のない場合には口臭予防に取り組んでいきましょう。

当院で行う口臭治療・口臭予防

当院で行う口臭治療・口臭予防虫歯や歯周病があればその治療を行います。虫歯・歯周病の治療によって、口臭の軽減が期待できます。
予防としては、歯石取りやクリーニングが柱となります。セルフケアだけでは落とせない汚れを、定期的に除去しましょう。
金属の詰め物や被せ物を使用している方には、セラミック治療もおすすめです。汚れが付着しにくい材料ですので、虫歯・歯周病、そして口臭予防への効果が期待できます。

ご自宅で行う口臭対策

ご自宅で行う口臭対策ブラッシング指導を受け、丁寧に歯磨きを行いましょう。
デンタルフロス、歯間ブラシ、洗口液なども併用してください。
加えて、以下のような取り組みもおすすめです。

  • 起床後、食後はすぐに歯磨きをして、清潔なお口を保ちましょう。
  • 数日に1回、舌ブラシで舌苔を掃除しましょう。優しく当てて、数回かき出すように動かします。
  • 食事のときにはよく噛んで、唾液の自浄作用を促進しましょう。
  • 小まめに水を飲み、お口の中を乾燥させないようにしましょう。
  • コーヒー、紅茶、お茶、アルコールなどの利尿作用の強いものは、唾液の分泌を一時的に低下させます。摂り過ぎないようにしましょう。

口臭Q&A

銀歯が口臭の原因になることがあるとききました。本当でしょうか?

銀歯は、天然歯やセラミックと比べると、汚れが付着しやすい性質を持っています。虫歯や歯周病のリスクが高まるため、“口臭の原因になりやすい”と言えます。
まずは虫歯にならないこと、そして虫歯になってしまったときにはできるだけセラミック治療を選択することが、口臭の予防という意味でも大切です。

妊娠中は口臭が強くなるそうですが、なぜでしょうか?

妊娠中は、ホルモンバランスが変化すること、免疫力が低下すること、つわりでセルフケアが不足しがちなことなどから、虫歯・歯周病が起こりやすい状態と言えます。そのため、口臭も起こりやすくなります。
虫歯や歯周病はもちろん、口臭の予防のためにも、妊娠をお考えの段階で歯科医院を受診しておくことをおすすめします。必要な治療、クリーニングなどの予防を受けた状態で、安心して妊娠・出産を迎えましょう。

歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシ、洗口液、舌ブラシなどのケア用品は、たくさん使った方がいいですか?

理想的ではありますが、すべてを毎回実施するのは大変かと思いますので、まずは一度ご相談ください。患者さんのお口の状態、ライフスタイルなどを考慮して、選び方・使い方を指導させていただきます。
なお、デンタルフロスと歯間ブラシはともに歯間の汚れを取るものです。基本的には、歯間の狭い方にはデンタルフロスを、歯間の広い方には歯間ブラシをおすすめしています。

年齢を重ねると、口臭がひどくなるのは避けられないのでしょうか?

加齢に伴い、虫歯や歯周病のリスクは高まります。加えて、唾液の分泌量も低下するため、口臭がひどくなりがちということは言えるかと思います。
しかしそれはあくまで傾向ですので、虫歯や歯周病をきちんと治療し、入れ歯・ブリッジ・インプラントなどを正しく管理し、お口の中の清潔や唾液の分泌を保てれば、口臭を抑えることは可能です。
唾液の分泌は、食べ物をよく噛むことであったり、唾液腺マッサージをすることで促進できます。小まめに水を飲んだり、キシリトールガムを噛んだりといったことも有効です。

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